思っていること

食事と会話と値段

昨日は中学来の友人と食事に出かけた。大学時代も連絡を取り合い、食事をしていた関係だ。

彼は2年前から社会人となり、今では東海3県を股にかけ営業を行う立派なサラリーマンをしている。2か月前には結婚もし、順調に人生を歩んでいるように見える。

そんな彼と会うのは4か月ぶりで、4か月前は自分の引越しの手伝いに会いに来てくれた。今日の食事はその感謝を込めてということだったが、結婚もしたのでその祝いも兼ねた。

彼が食事の前にバッティングセンターに行きたいというので、時間を早め、まずはバッティングセンターに向かった。最近草野球チームに入ったらしく、硬球用の自前のバットを持っていた。

自分はバッティングセンターはかなり久しぶりで、案の定最初はバットに当たらなかった。しかし、いつものゴルフスイングを思い出し、似たように振ってみることで、当てることができるようになった。ホームラン性のあたりも何本か出すことができたし、135km/hの速球も何とか食らいつくことができた。しかし、やっている途中で急に体力の限界がきて、フルスイングが全くできなくなってしまった。バットが重いのもあるが、ゴルフと野球では使う筋肉が違うのだろうと実感した瞬間であった。実際今でも全身が筋肉痛であり、体を休めたいと頭が主張している。

終わった後、飲み屋に向かった。すでに予約をしてくれていたようで、少し早く着いたが入ることができた。牡蠣が有名らしく、そもそも店名に牡蠣の名が入っていた。

話はよく弾んだ。飲み放題の時間は2時間だったが、気づけばその後も話続け、3時間以上も店内にいた。よくもまあそんなに話続けられるものよと今になっては思うが、これも酒の力なのだろうか。

引越しの手伝いの感謝と結婚祝いということで、折半ではなく自分が多めに払うことになっていた。それでも普通の飲み屋なら一人高くても5000円くらいなので、それくらいと踏んでいたが、実際はそれよりも高かった。牡蠣が有名ということもあり、単価の高い牡蠣をたくさん食べてしまったのが原因だろう。

その時はまあそんなもんだろうと何も考えず金額を支払ったが、今になって思えば、それにしても高すぎる。自分は現状セミ守銭奴なので、あまり価値と釣り合わない金額を払うと後悔してしまっている。

まず、牡蠣自体が高い。そもそも自分にとって牡蠣はそんなに食べたいものとは思わないし、あの値段の牡蠣は飲み会以外ではまず食べないだろう。正直言ってあさりで十分だし、何が違うのかもよくわからない。高級な肉とかなら一口食べて安物とは違うことがわかるが、そもそも牡蠣など普段から食べないので違いも判らず、絶品だという感想も湧かなかった。率直に言って、値段に合わない食べ物だった。

1つ600円の牡蠣

そもそも、自分はあまり飲み会で食べ物を食べたいと思わない。アルコールでかなり腹にたまるし、加えて食事なんて太る一方に決まっている。飲み会なので、相手に合わせる必要もあるため、我を貫くことは難しいが、必要ない食べ物は注文しないようにしたい。

さらにそもそも論だが、自分はアルコールが好きではない。別にアルコールがなくたってしゃべることはできるし、車が運転できなくなるデメリットが大きすぎる。正直に言うなら食後にゴルフの練習をしたかったが、もちろんいけないので諦めざるを得なかった。

ぶっちゃけ、しゃべるのが目的なら喫茶店やファミレスで十分だろう。喫茶店なら無駄に高い商品もないし、オーダーストップもないのでいくらでも居続けられる。酒が飲みたい人がいるから仕方がないのかもしれないが、いつかは酒も煙草のように規制され、酒を飲む人が減り、喫茶店で健全な飲み会をしたいものだと思うが、おそらく自分が死ぬまでにはそんな日が来るとは思えないので、何とか飲み代を抑えながら楽しくしゃべりたいと思う。