電験三種の試験まで70日弱となった。
そもそも試験自体かなり難易度は高く、サイトによっては1000時間の勉強が必要と書いてあるところもある。
自分は高校物理を取っていたので、そこまで時間はかからないとは思うが、それにしても時間は足りない。参考書は買ったが、4科目合計で200近くの単元がある。しかも1周じゃとても身につかないので、何周かしなければいけないことを考えると、一日に10単元ほどやらないと間に合わないことが分かった。
だが、言うは易く行うは難し。いざテキストを開いても、全然頭に入ってこないではないか。1時間くらいしか集中力が続かず、4単元ほどであきらめてしまった。
あきらめるのは構わないが、なぜ集中力が続かないのかを考えてみる。
まず一つは、高校以来継続した勉強を行わなかったことがあるだろう。高校時代、それこそ受験生時代は、毎日塾に通って夜遅くまで勉強をしていた。科目こそずっと同じものをしていたわけではないが、数学の問題一問に3時間かけて考え続けることもあった。
大学に入ってからは、宿題や期末試験の勉強などはしていたが、継続した勉強ではないし、研究室に入ってからは勉強自体ほとんどしなかった。継続して勉強する習慣を離れて早6年、リハビリをしなければ、高校時代のようにはいかないだろう。
二つ目に、終業後であることがあげられる。8時間弱の業務と、行き帰りの通勤。その後に勉強するのだから、疲れていて集中力が持たないのかもしれない。今は定時上がりだからまだましだが、今後残業が増えてもっと忙しくなり、夜遅くまで仕事をしてからの勉強となると、今以上に集中力は持たないだろう。
三つ目に、周りに誘惑が多いことが原因かもしれない。家で勉強するので、目の前にあるパソコン、すぐ近くにあるスマホ、いつでも寝っ転がれるベッド。誘惑はすぐ近くにある。どれだけ集中していても、それらが目に入ってしまうと、やはり耐えられない。近くの喫茶店にでも行ってやれば少しはましかもしれないが、何時間も粘るほど肝は座っていない。
最後に、体力がないのが原因とも考えられる。二つ目の理由と被る部分があるが、そもそも体力が持たず、集中できないのではないだろうか。高校時代は毎日自転車で通学していたが、大学以降は電車、車、バイクと自分の力を使わないことがほとんどになったため、基礎体力が減少しているのは明らかである。体力をつけなおし、疲れない体にすることも勉強に必要なのかもしれない。
ほかにも、リラックスのつもりでかけている全年齢ASMRが逆に集中を妨げている可能性なども考えられるが、主に予想される原因は上記の4つだろう。そのうち、2,3番はどうすることもできないので、現状解決可能な1,4番に取り組み、集中力をあげていきたい。特に、1番を克服することは、逆説的であるが毎日集中して取り組むことであるため、苦しくても毎日勉強して、勉強の習慣をつけるようにしていきたい。